患者様はもちろん、ご家族も含めたトータルケアを。
脳が萎縮するなど、いろいろな原因で脳の働きが悪くなり、脳細胞が死滅していく病気です。物忘れがひどくなり、筋道を立てた思考ができなくなったり、徘徊したりするといった症状が現れます。また、同時にうつや無気力といった精神的なダメージが起こることもあります。認知症は早期発見が何より大切です。
脳が全体的に萎縮するために起こります。最近の出来事を忘れるなど記憶障害があり、場所や日付けの感覚がわからなくなるなど判断力の低下が見られます。ひどくなってくると徘徊や失禁などを繰り返すようになります。
進行を遅らせる治療薬を投与します。改めて脳を元気にさせるため、デイケア・デイサービスなどに積極的に参加し、日常的にしっかり刺激を受け続けることもお勧めです。
脳梗塞など脳の血管障害がもとになって起こる認知症です。症状はアルツハイマー型認知症と一緒ですが、歩行困難や手足の麻痺、言語障害などの症状が早期から見られることもあります。
適度な運動や食事療法など、血液をさらさらにするような治療を行います。脳を活性化させるため、デイケア・デイサービスなどに積極的に参加し、刺激を受けることもお勧めです。
パーキンソン病などが関連し、脳が萎縮して起こります。幻覚や妄想などが起こり、さらに動作が遅くなるなどの運動障害も出てきます。孤立すると症状の悪化につながりますので、人と接する環境を作り、脳に刺激を与えることが大切です。